Houdini L-system 樹木成長アニメーション

今回、Houdiniを使って樹木の成長アニメーションを作ってみた。
元ネタはとなりのトトロの1シーン。

 

Houdini L-system test from shuichi sakuma on Vimeo.

 

ベースとなるのはHoudiniのL-system。
L-systemとは、簡単にいえば再帰をベースにしたパターン生成アルゴリズムの総称。
専用の言語を使ってルールを定義すれば様々なフラクタル図形を作ることができる。
例えば、以下の様なもの。

A=”[&FFFA]///[&FFFA]///[&FFFA]

これは初期文字をAとし、ルールをA=”[&FFFA]///[&FFFA]///[&FFFA]としている。
意味としてはAを見つければ”[&FFFA]///[&FFFA]///[&FFFA]に置換するということ。
これを指定した世代まで再帰ループすると以下の様な図が作成される。

2015-08-15_213020

各文字の意味は、
F(1ユニット進む)、&(枝を垂直に分割), /(異なる方向に枝を向ける),
/(反時計回りにロール)を意味しており、[]で囲まれた部分は枝分かれを意味する。
“コマンドは、生成毎にFコマンドを半分の長さにする。

このルールを変えることで様々な形状の樹木を作成できる。

 

元ネタのシーン。1:17くらいから。