Houdini FLIP その9

Houdiniを使った流体シミュレーションその9。
今回はタコ型のクリーチャーを作ってみた。


タコのモデリング、アニメーション、シミュレーション、レンダリングは全てHoudiniで行った。
テクスチャーはSubstance Painterを使用。コンポジットはNuke。

今回作成したタコのサイズはかなり大きいため、FLIPシミュレーションのプールサイズは
100m x 40m x 100mの巨大サイズになった。


流体のパーティクル数はFLIPが約2500万、ホワイトウォーターが約2000万。
さらにタコの触手から放出される自前で実装したホワイトウォーターに3500万程度を使用した。

作業PCのメモリは128GBだが、この規模のシミュレーションでは全然足りなかったため
様々な最適化を行って計算が回るように調整した。

また、FLIPシミュレーションのプール周辺付近におけるサーフェイスの連続性をキープするために
VEXで補正プログラムを書いた。